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代表委員での話② [恋愛事情]

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化学室は1階にあって、
ベランダと校庭がつながっているのだが、

そのベランダの影から、
さっき陽子と談笑していた2人が教室に入ってきた。

一人が
「残念でしたーーーーー!!!」
と笑いながらこっちに向かってくる。

陽子が伸びをしながら、
「あぁもうむかつくーーー!」
と言っている。

もう一人が陽子の肩をたたきながら、
「ほら、私の勝ちじゃん」

すぐには理解できなかったけど、

「あ、これあれか、罰ゲームか賭け事か」
と理解した。

真面目に答えなくてよかったぁと
心の中で胸をなでおろした。


一人が、
「ごめんねぇ、陽子があんたに告白したらOKもらえるかどうか賭けをしてたんだぁ」

と喋ってきて、

陽子も
「ごめんごめん、嘘だから。つーか振るなよばーか!」
と笑っている。

俺は「じゃあそういう事で」
と言って、化学室を後にして帰った。

帰り道

悔しさとか悲しさはまったくなく、
「やっぱり人と接するのって怖いなぁ」と思っていた。

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だが、なぜか翌日からその3人のグループの輪に加わるようになってしまっていた。

よくわからないが、教室の移動の時に話しかけられたり、

休み時間に話す機会が増えた。

美香は陽子より可愛い顔してるけど、
陽子よりもヤンキー顔。
里奈はロリ系顔だけど性格はきつかった。

もちろん俺も今までのスタンスは崩さず、
積極的に会話に混じったりせず、
話しかけられたらクールに一言二言だけ返事。

昼飯をその3人と同じ机で食べる日もでてきた。

陽子と美香とは席が離れているけど、
里奈とは隣同士の席だった。

その3人は不定期なローテーションでそれぞれの机に集まって
ご飯を食べるというのが増えていった。


ある日、代表委員の仕事で、各クラスの掲示板に資料を画鋲で貼る仕事があって、
放課後みんなが帰ってからやろうと残っていたら、

なぜか3人も残っていて、
「この後カラオケ行かない?」
と陽子が誘ってきた。

「いや、、、パス。代表委員の仕事があるし。」
と断った。

すると里奈が、
「陽子また振られてやんのwwwww2回目wwwww」
と爆笑。

美香もつられて、
「陽子ショックだねぇwwwwよしよしwww」
と笑う。

陽子がちょっとプルプルしながら、
「今のは違うでしょーが!!w」
と言っている。

この雰囲気もいつの間にか心地よくなっている自分がいたが、
「というか陽子も手伝え。」
とそれを隠しながら伝えて、

結局3人とも残って仕事をやってくれた。

そんな日々も続いているうちに、
ゴシップ好きな男子が、
「なぁなぁ、最近陽子と仲良くね?付き合ってんの?」
と言われる事もあり、

周りの人からはそういう目で見られてるんだなと、
内心嬉しくもあったが、
罰ゲームの件もあり、さびしい気持ちもしていた。

そんな矢先、
大学の目標学部別にクラス替えがあるんだが、
陽子と別々のクラスになる事がわかった。

なんだかんだで友達ができたきっかけを作ってくれた陽子が
別々のクラスになると思うと、
先が不安になり、ものすごい喪失感も持っていた。

いつしか知らず知らずのうちに陽子の存在が、
俺の中心にあって、陽子の事が好きになっていた。

同じクラスでいる時間ももうない。

そんな終業式。

俺は化学室に陽子を呼び出した。

仲良くなるきっかけになった場所。

あの時は罰ゲームで告白されて、、、

いざ陽子が目の前に立ってからは、
心臓がバクバクで、事前に考えておいたセリフが出てこなかった。

「どうした?」
と陽子が不安げな表情で問いかけてきた。

それでも俺は尻込みして喋れそうになかった。

すると陽子が、
「いつもらしくないね。なんか緊張してない?」
って言った。

今まで表情は冷静さを装っていたつもりだったけど、
いつのまにか表情でも出てしまうほどあたふたしていたみたいだ。

それをわかった瞬間、何かがふっきれたように、

元々人と喋るのが苦手だったこと
最初陽子から罰ゲームで告白された時も本当は嬉しかったこと
でも、どう接していいかわからなかったこと
陽子・美香・里奈としゃべるようになって、
そういう性格が変われたこと
そして今目の前にいる陽子が好きなんだと思えるようになったこと

すべて伝えた。



しばらく沈黙が続いて、
陽子が口を開いた。

「実はあの告白は本気だった。」と。

あの日、
俺に断られてしまって、美香・里奈に出てきてもらって、
冗談っぽくふるまってもらったんだと。

後で思い切り泣いて、2人に慰めてもらったらしい。


そして最後に、

「私も好きです。」

と改めて陽子から言われた。


嬉しくて、
でもどうしたらいいかわからなくて、
自然と肩に手を寄せてキスをしてしまった。

唇を離すと、陽子から
「なんでそんなに無表情にキスできんの?性格変わってないじゃんwww」
って笑われた。

俺も笑った。

で、嬉しくて泣いた。
陽子も泣いた。

そのあと、二人手をつないで一緒に帰った。

あれから時間がたった今でも、
楽しく過ごしている時間にも関わらずツーンとした表情をしていると、

その頃の話を持ち出して、
「ほらまたクール(笑)になってるww」
と指摘される。

そんな日々を過ごしている陽子が、

俺の嫁です。

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代表委員での話① [恋愛事情]

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高校2年生の時の話

俺は友達とかまったくいなくて、
クラスでも浮いていて

休み時間はぽつんと読書してるか、
寝てるかどっちかだったんだ。

まぁ、くだらない奴らとつるむものは好きじゃないとか
そういうオーラを出しつつ

本当は仲良く談笑している皆がうらやましくしょうがなかった。


俺の顔は別に不細工でもなく、
体型もヒョロッとしているわけでもデブでもない。

見た目普通どころか、黙っていれば、
「俺って実はかっこいい部類じゃないのか?」

と、ナルシストな性格もあった。

だからますます、孤高な俺ってかっこいい、
というアホな思いが強かった。

俺はクラスの代表委員を欠席裁判で
押し付けられてたんだけど

その日はいつものように
「あぁ面倒くさい・・・」と思いながら

放課後の代表委員の集まりに出席しようとしていた。

同じく陽子も代表委員をしていて、

陽子がクラスの隅っこの方で、
他の女友達としゃべってたんで、

努めてクールに
「そろそろ代表委員会始まるけど」
って声をかけたんだ。


そしたら陽子はこっちの顔も見向きもせずに
「あぁ、わかったわかった」
とか手で「あっち行け」というようなジェスチャーしやがった。

ムカついたけど、そのまま教室を後にした。

後ろから他の友達とクスクス笑いながら

「いいのー?」

「平気平気」

といったような会話が聞こえた。

俺にとっては、
自分が笑われているんじゃないかっていう
不安もものすごくあった。


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で、代表委員会に出て、
ボーっと会議に参加していて

居眠りしているうちにいつのまにか終わっていた。

だから俺は帰ろうとして、
すでにみんな退出している化学室を出た。

すると、陽子が教室にやってきて

「もう終わっちゃった?wwww」

ってヘラヘラしながら俺のところに来た。

「おせーよ、もう帰る」
って言い放って、陽子の横を通り過ぎようとしたら、

陽子が俺の腕をがちってつかんで

「ちょっ、、、ちょっとまってwww」
とニタニタしながら話しかけてきた。

陽子は、クラスでもとても可愛い方ではあるんだが、
ちょっとヤンキーさがある所がまた怖い。
まったく俺とは住む世界が違う奴と思ってたくらいだ。

とはいえ、化学室に二人っきり。

その上まともに目を見て話をし、
腕とか触られているので、

正直ものすごくどきどきした。

もちろん顔には出さないようにしてたつもりだけど、
鼻が膨らんでいないか不安だった。


普段興味がないくせに、

「今日の委員会はどうだった?」
とか聞いてきて

「寝てたからわかんない。」
と答えて、腕を振りほどいて帰ろうとした。

本音を言うと、逃げようとした。
どきどきと混乱で。

そしたら、また腕を掴まれて、

「まぁまぁ。ねぇ、部活何やってたっけ?」

「中間テストもう来月だよね、勉強した?」

など話かけてきた。

うざいなぁという顔をしながら、

「帰宅部」

「してない」

と短く返答した。

もちろん心の中ではどきどきしながら・・・。


陽子は俺に会話を振りつつ、
きょろきょろと窓の辺りを見渡してた。

最初はそれは気にならなかったけど、
後で理由がわかった。


ただその時は緊張が極限に達したから、

「もういい?俺帰る」
って言って、教室を出ようとしたら

いきなり後ろから抱きつかれて、

「付き合ってください。」

と陽子が言ってきた。


予想だにしてなかったことだったから、
頭の中が真っ白になってしまったが、

どうしてもクールに取り繕わなきゃと思いが残っていて

「え、なんで・・・?」

と陽子に聞いてみた。

すると陽子は、

「ずっと好きでした!!」
と言うわけ。

心の中では、
「やったー彼女ができたー!!」

という喜びと

「なんか企んでる?」

という疑惑とで混乱が止まらなくなり、

「え・・・ごめん」

と断ってしまった。

陽子はそれでも、
「もう彼女はいるの?」
と聞いてきたから、

「いやいないけど」
と答えたら、

「私じゃだめ?」
と食い下がってきた。

俺はクールを装い
「だめというか、付き合っても意味ないし」
と答えると

陽子は涙目になりながら
「友達でいいから!!」
と必死に言ってきた。

ただそれでも今更OKとは言えず、
「面倒だから」
と否定的な言葉しか言えなかった。

心の中では泣いていた。


すると陽子が下を向いて、

チッ

と舌打ちをした。

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